H’s ある株ホルダーのFP日記

株ホルダーとして考えた事、FPとして伝えたい事を不定期に書いていくつもりです。

銘柄研究:ICBC

ICBCは中国四大銀行(ICBCの他はCCBBOC、農業銀行)の1つであり、漢字名称だと中国工商銀行になる。確か正式な英語名称はIndustrial Commercial Bank of Chinaだったと思う。ここは香港市場に上場(ticker1398.HK)している。買ったのは10年くらい前ではないか。

Google検索画像より>

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中国を旅していると、通常touristがお世話になるのはBOC中国銀行だ。日本の銀行で例えるとかつての東京銀行じゃないか。日本円とかUSDRMBに両替してくれるし、exchange slipは中国語でいかめしい顔つきだけど、英語で対応してもらえる。個人旅行だと、ICBCとかCCB中国建設銀行)、中国農業銀行は敷居が高くて入れない。敷居って富裕層向けって事ではなく、中国国内顧客向けなので外人を相手にしていないし、支店内のポスターも漢字だらけなので読み取れないし疎外感がある。なので、旅人はBOCの支店しか入らないなあ。BOCは確か、東京・大手町のパレスビル近くにも支店があったと思う。

しかも、昨今のコロナウイルス騒動でも、報道によると武漢の人口は1000万人規模だとか。それって東京とほぼ同じ。パッと考えてみただけでも中国にはその程度の都市がいくつもある訳でその全都市で四大銀行が大きなmarket-shareを握っている訳である。なので、人口は多いし規模の利益だけ考えても充分に成長していけるでしょう。

ただ、株式取得で考えると、事情が分からない他国の事なので、業界トップが安全でしょうという事で選んだ。上海、西安、青島、桂林などどこの都市でも最も目立つ銀行であり、ゲストハウスでも両替の事を聞くと「あっちにICBCが在るヨ」と教えてくれる。配当利回りも高い。2/5現在で5.41%だけど、取得ベースだと8%くらいを上回っているんじゃないか。時期的にみて、既に投資金額の7080%くらいはモトを取れていると思う。

中国の景気がずっと低迷するとか中国経済の割合が世界の中で相対的にdownしてくる事はないにせよ、銀行業界そのものが相対的に沈んでいくリスクは継続的に見ていかないといけない。ただ、中国ではビッグデータも監視社会を構成するためにガッツリ使えているみたいだし、IT大手も景気が良さそうなので銀行界のIT対応/生き残り戦略の具体化も日本より先行してくるのかも知れない。アジアでは銀行口座を持てない層でもスマホで簡単に送金&決済できるというし、進化のプロセスは先進国とは違ってくるのだろう。

なので、銀行だけど当面は放置しておく予定。

……

と、ここまでは今年2月に下書きを書いた。でもコロナ騒動で投稿する気分になれなかった。幸い中国株は大きく変動していないけど、それが株価統制の結果なら困る。まだまだ要注意なのだ。