私は年収1000万円なんて到達した事は1度もなかった。それなのに、もし年収1000万円を貰えていたとしてそういう人であっても都内23区で新築マンションをまともに買えない時代が来ているのだと宣言されている。とりわけ北区の価格高騰は凄まじい。バブルだ。5年前の750万円クラスから一気に2000万円クラスに急騰しているのだ。
これには暗澹たる気持ちになった。一体なんなんだか。これはもう桁が違うので、スーパーでキャベツや白菜が高騰したとか米5kgが4000~5000円するって話とは訳が違う。これは絶望感を与えるもので、もう言葉を続けることができない。
<いずれも4/11日経の証券面より>
------以下は2025.7.10に追記する。------
選挙が近いこともあって、マンション価格の高騰についてテレ朝「羽鳥慎一モーニングショー」で特集していた。どれくらい高騰しているのかを示す指標として、マンション価格がサラリーマンの平均年収(税込み)の何倍に達しているか、折れ線グラフで示されていた。これは分かりやすい。
勿論、注意しなくてはいけないことも多い。
・東京が過大なのであって、道府県でも共通に言える訳ではない。なので、できれば東京以外にも2ヶ所くらいこうした表を提示してもらえると自分事として意識しやすい。
・税込み年収はバブル当時より確かに上がっているが、社会保険料や消費税率が上昇しているので手取りベースだと更にギャップが広がる。
・30年以上前とは女性の社会進出が進んでおり、パワーカップルであれば大して壁を感じないのかも知れないが、一旦マンションを購入した後で会社の変調、自らの健康問題などが生じたらたちまち巨大なリスク要因となるので、そうしたリスク管理も必要。
<7/10同番組より>