これも2/14付け日経新聞に載っていたビックリ記事だ。
M&Aって企業成長の1つの手段であり、 その企業がより一層成長する事で株主にとっても顧客にとっても、そして社会的存在としても 喜ばしい事だと思っていた。ただ、 合併する事で市場寡占に繋がり独禁法とかに抵触するならば、それは再 検討の余地があるだろう。
ただ、この記事によると、 製薬会社の合併で大が小を飲み込む場合、 買収される側が開発している新薬候補が大手製薬会社が扱っている薬の 市場シェアを脅かすような存在であれば、 企業買収後に新薬の開発を中止させてしまうケースがあるとか。 GAFAと呼ばれるIT大手の中小ベンチャーに対する買収でもそんな事例があるら しい。
これでは、 薬やITマーケットの中で正常な競争が働かなくなってしまうし、 何より顧客利益に背いてしまうのじゃないか。これでは長期的な経済成長とか利便性の追求も阻害されてしまう。ちょっと気を付けたい観点だ。