H’s ある株ホルダーのFP日記

株ホルダーとして考えた事、FPとして伝えたい事を不定期に書いていくつもりです。

9月末の損益状況

8月に戻した損益の半分を9月になって失った。指数にして-10くらいだ。今月も売却損益は計上していないので、含み損益の上下がその要因の殆どである。1~3月の損失を100とすれば、9月末で45を取り戻したに過ぎない。なので、年初の含み損益ラインをまだかなり下回っている。折れ線グラフで示すとザックリ下図の通りだ。45取り戻した内の一部は受取配当金なので、仮に損益ゼロレベルまで回復したとしても含み損益は2019年末に届かない事になる。

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9月全体でみるとあまり特徴のない下げだったが、個別銘柄で見ると相対的に銀行株や資源株が弱かった。ロンドン金価格も夏場と比べると下がってきた。NYダウが400ドルくらい急落した日もあったがそうした影響は月単位で見ると掻き消されたのではないか。

まあ9~11月の秋の暴落シーズンの序盤を乗り切ったって事で、少しはpositiveに見てもいいのではないか。

有識者のブログを拝見すると、コロナショックを受けて投資方針を修正されている方もいる。ここ数年米国株とか高配当株がもてはやされてきた。知っている領域に重点を置いて投資するのは構わないけど、知らない分野で片寄った投資を続けるのは自分で責任を持てなくなるのでバランス感覚を持つ事も大事だ。自分は何も変えていないな。積極的に悩んでそのままにしている訳でもなく、2~3月の売買が全て裏目に出たので今は冷静にしていよう、なので敢えて動かないようにしている。

ある株式ブロガーの本を読んで、S&P_500高配当株ETFを購入してみた。運用会社によっていろいろなETFがあるけど、SPYDに決めた。運用期間が短いので安定性が確かめられていない割に配当利回りが高い点は気になっていた。でも他のETFHDVとVYM)と比較して、SPYDが以下の点で自分に合っていると考えた。

・他のETFは比較的有名な企業が上位に入っており、自分で調べて個別株投資ができそうな所が多かった。それに対してSPYDの保有株は私にとって未知の会社が多かったので、自分のPortfolioの中でバランスが取れる

・80銘柄を均等に保有するので上位10銘柄で見た先導率が極端に高まるリスクが低い。そもそも判らない会社に投資するETFなので均等投資がbetter

・株価水準としてもコロナ・ショックの後で戻りが鈍い(=戻り余地が大きい筈)

 ・定期的なリバランスが「ダウの犬」戦略のように思えた。自分では躊躇してしまいそうな運用を自動でやってくれるのは慎重派の私にとっていいかも

念のためステート・ストリート社のHPで確かめてみると、2020.6末現在で以下の通り。1位と2位はいずれも米国大手製薬企業だが、自分の保有株と被っていない。9位は聞いた事ないけど心臓病に絡んだ医療系の会社だろう。3位も会社名はpopularではないけど、ハーゲンダッツ・アイスクリームの会社なので馴染みはある。

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(出典)https://www.ssga.com/library-content/products/factsheets/etfs/apac/jp/Factsheet_SPYD.pdf

6月も9月も配当金をdownさせた。この流れはまだ半年くらいは続くだろう。結果として6.2%くらいの利回りに届かないかも知れない。まあ順張り投資をしている訳ではないので、直近では冴えない動きになっても構わない。ゆっくり付き合っていこう。