先日の投稿だとヤケに順調に見える。けど、そんなに甘くはない。失敗事例をいくつか挙げておこう。
【個別株】
・慌てて買ったIT系のアドバンスト・メディア
10年以上前だったか当時、音声とテキストを変換できる会社って事で需要があると思った。いつもなら6ケ月くらい株価をwatchしつつ慎重に待ちながら業績動向や記事を探してみる。で、結果として相対的に安い所で拾えるか、忘れてしまうかどちらかだ。ただあの当時は自分が何に焦っていたのか記憶にないけど、その会社を知って半月以内に買ったんじゃないか。もしかして不調の時期だったのかも知れない。その後、大崩れで80万円が5万円にシュリンクしてしまい諦観。損切り価格とか決めていないのでそこまで落ちた。ここまで損すると麻痺するのか精神的ショックもなかった。ただ飛びつき買いした銘柄なので、あまり愛着もなくアッサリと売却した。
・倒産した日本航空
これは民主党政権時代に潰れた当時のJAL。山一証券にせよ日産自動車にせよ一回評価を落とした会社はいつか2回目を繰り返すようだと思い知った。もし自民党政権だったら違う結果だったんじゃないかと恨めしく思ったけど、為す術はない。約280円が倒産の噂で急落して僅か7円で泣く泣く処分した。
・10年以上も買値を上回らずに処分した航空機エンジンメーカー
日本には航空機メーカーも同エンジンメーカーもない、で、英国のRRを買ったけどいつまで経っても沈んだままだった。処分済。どうやら航空エリアは私にとって鬼門なのかも。
【特殊なETF、ETN】
VIX(恐怖指数)短期型やベア型の商品は、デイトレなど短期スパンで常時marketに参加していないと対処が遅れてしまう。2度買って2度とも失敗している。即断即決できない性格なのでつい放置してしまう。そうするとhedgeコストの分だけ価格はジリジリとdownしていき、リカバリできるチャンスを待ち切れなくなってしまい失敗した。なので、1年くらい前に海外市場でテールリスク型ETFが売られていると聞いたものの調べていない。
【NISA】
NISA制度も苦手だ。NISAで購入した銘柄は、残念ながら損する確率が高い傾向にある。これについては改めて整理しておきたいけど、基本は逆張りなので5年で成果が出ないケースもある。
だとすると、前回の投稿で書いた
「総体的に長期スパン(5~10年とか)で見れば上昇相場になっている事が多く、結果としてなにがしか増えている筈」
って主張はオカシイじゃないかと言われそうだけど、それ(全体傾向)もこれ(特定の個別株)もどっちも現実なのだ。まあ、天底一致って言葉があるけど、長期的な業績トレンドや業界動向が反転したために一度崩れたものは、かつての底がとっても高い天井に反転してしまう事もあるので止む無し。