H’s ある株ホルダーのFP日記

株ホルダーとして考えた事、FPとして伝えたい事を不定期に書いていくつもりです。

たぱぞう氏の講演会

今年になって、米国株投資で有名なたぱぞう氏の話を聞く機会があった。講演タイトルとは全然関係ない話をされたものの、かなり有益だった。

参加者のレベルはかなりのフレ幅がありそうだったが、総体的に年齢層は若い。平均すると30代前半になるんじゃないかと、ちょっとgeneration-gapを感じた。ただ、終盤の質疑応答を聞いているとpublicな質問は初歩的なものが多く、終了後の個別Q/Aの方が具体的で濃かったんじゃないか。

演者は写真など非公開のためコメントは省略するが、S&P50010年で4倍になるってのはいつの時代でも再現性がある訳ではなく、ご本人もかなり自分がluckyな時期に運用で成功されたと評されていた。勿論それは謙遜であって、運を味方に付ける事ができたのだって立派に実力の内だ。

講演の中で100年スパンで推移しているグラフがいくつかスライド投影されたり、100年でcashは大幅に減価していると言われていた。確かにこれは真理であり、高値圏にある米国株などを「中央銀行の資産買入れで支えている」とか冷静にwatchされている印象だった。どの指標なのか聞き漏らしたけど、ここ20年くらいずっとover-valueらしい。そうしたかなり割高でも一般的に買われているも事実なので「fair-valueが切り上がってきている」、「従来のものさしを変更しなくては」とコメントされていた。勿論、その正否はもう少し時間を置いてみないと誰にも判らない。

1000USD →3.94USD

1000JPY →0.26JPY

「資産価値が増え続ける良いモノをずっと持つのがbetter」ってのも、地味だけど真実なのだ。個々の米国株の紹介には評価はあるだろうけど、majorな銘柄以外でも調査されているのは研究熱心な故か。私が共感した銘柄はKOMDTだった。決算が崩れているだけに、3Mの見方は厳しかった。SalesforceCRM)は元IT業界に勤めていた者として仕事では縁が無かったので何とも言えない。

あと、太陽光発電とか資産管理法人の話についてその詳細が聞けなかったのが残念。マイクロ法人の話は橘玲の本でも読んだけど、今一つ実効性・優位性を理解できないでいる。