H’s ある株ホルダーのFP日記

株ホルダーとして考えた事、FPとして伝えたい事を不定期に書いていくつもりです。

コロナで考える②(頭とシッポはどこにある)

格言で「頭とシッポはくれてやれ」って言葉もある。

自分で美味しい所だけ(相場であれば、大きく急騰した値幅を)getしてしまえばその後の上昇とか、それ以前のジリジリと小動きしていた上昇幅なんて小さいものだから、そこまで欲張らなくても大丈夫、腹八分目って事だ。

でも、これは中々に難しい。人間誰しも欲張りだ。最安値を拾いたいし、最高値で売りたいのが人情だ。バイキング形式で食事するなら、無理してでもお代わりするし、お腹いっぱいでもデザートは別腹だと言い訳しながらもう一皿食べようとするのと同じ事。こうなると味なんかどうでもよくなってしまい、満腹感だけしか残らない。

大抵の銘柄は大きく上昇した後に、一呼吸置いてからもう一段上昇する確率はかなり低い。余程の成長株でも見つけたのでなければ、大抵その水準で揉み合う展開になるのがオチだ。そう、株は波なのだ。特に弱い日本株はその傾向が強い。

以下チャートを振り返ってみれば、オイシイところは2013年一年間と20162018年の2ケ所だ。後は揉みあいか調整局面だ。

<日経225_10年チャート>.  

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それが頭で判っていても、もう一度噴き上げるのではないかと、根拠のない妄想を繰り広げてしまう。馬鹿だな、ってのは頭では判っている。でも今回に限っては違う、と妄想の続きを夢見てしまう。

格言は正しいけど、それに従順に沿って行動できないのは、保有している最中は頭がどこでシッポがどこか、冷静に判断できていないって事だ。

どーせ判らないのなら、買値の+30%に達したら無条件に利喰うとか、買値の-15%に落ちたら損切するとか運用ルールを決めるのは賢いかも知れない。そうやって成功している人もいるだろう。でも、ずっとそんなルールを守って来なかったので、自分には不向きなのだ。

あれこれ、自分に改めて言い聞かせてみた。どこまで、脳のヒダにしみ込んだのかかなり怪しいけど……