H’s ある株ホルダーのFP日記

株ホルダーとして考えた事、FPとして伝えたい事を不定期に書いていくつもりです。

半値八掛二割引き

用語=はんねはっかけにわりびき。

大きく暴落した時に価格の目安を語る言葉だ。

半値で50%に下がり、そこに8割を掛けると40%、最後に20%引きすると元値の32%に沈む。そこまで落ちれば値頃感が出るでしょ、って格言だ。

ここ2ケ月の暴落で半値以下に沈んだ銘柄がいくつか出てきた。十分だと思えど、高値の32%まで下がると思えばまだまだ下落過程の途中にあるとも言える。

某航空会社は、コロナでまさかこんなにフライトが停止になるとは想像できず。3日ほど値段が付かなくなり、再開したら直前の株価から一気に40%くらいdownしてしまい焦る。

某石油会社は原油相場の急落でここまで株価がつれ安するとは普通では考えられず。かなり過剰な反応だと思った。

この急落でも値を保っていた国内REITも僅か1日で27%も急落してくるのは理解出来ず。もしやオリンピック中止観測が出て、不動産市況が急激に悪化すると見られたのか。

ARCCもこっぴどく下げてきた。

いずれにせよ、毎日コンスタントにジリジリ下げたのではなく、僅か3日くらいで暴力的に下げたのが共通している。しかも全銘柄が同じタイミングで転げ落ちてきたのではなく、それぞれの業界に打撃を与えるニュースが出る度に敏感に反応して、跛行色を伴って急落が襲って来た。

どれも対処不能で、むしろ2月の急落直前に買い増してしまった銘柄もある。新型コロナでそこまでのimpactはとても読み切れなかった。

本当に高値の32%まで下落する事態を真剣に考えるべきか。急落スピードが余りにも急激だったので大丈夫とも思う。けど、2段下げ、3段下げ(2番底、3番底)は下げ相場の常としてあり得る。

なので、落ちるナイフはゆっくりと拾わなくてはいけない。出来れば底を確認した後に買い出動するのがbetter。とにかく時間分散を自分に言い聞かせる毎日だ。