H’s ある株ホルダーのFP日記

株ホルダーとして考えた事、FPとして伝えたい事を不定期に書いていくつもりです。

6月末の損益状況

4月も5月も思ったほどに評価損益をリカバリできていなかった。以前のブログより転載してみると......


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まだ正確な計算はできていないけど、概算でそこそこ戻せていたけど、やや期待には届かず。1~3月に100下落したとすると、4月に13、5月に14くらい戻した。計27なので、あと73取り戻さないと年始の損益levelに届かないなあ。
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6月前半が良い感じに戻っていたのでこれなら半値戻しできたな、と安心していたのだけど、終わってみればとんでもない。6月末posでどうだったかと言えば、ざっくり4くらい取り戻せただけ。完全に行って来いだった。

 

なので、1~3月に100下落して、4~6月に31(=13+14+4)戻したので、年初からの含み損が未だ69くらい残っている計算になる。日経平均もNYダウも沈んだままなら仕方ないと、簡単に諦めが付く。でも、市場全体がそれなりにリカバリできているだけに、どうして自分のポートフォリオだけが傷んでいるのか納得しにくい。
(註)数字はいずれも指数表示であって実額ではない。また手元に正確な資料がないので5~6月の数字は概算レベル。

NYダウの主要銘柄でも決して大きく戻ったものは多くないと思う。NASDAQが戻った所でIT銘柄には縁が無いので何の恩恵も受けていない。まあ、相場の節目で物色対象が変わるのはよくある事だし、今はvalue株よりgrowth株に陽が当たっている。なのでそのうち循環物色されるでしょ、と受け流すしかないなぁ。自分の投資styleを変えるまでの事は考えていない。

6月単月で大きく上下動したのは1銘柄つだけ。治安維持法で5月に大きくコケた香港株が値戻しただけだった。他の銘柄は全て小動きに終始していた。まあ、今となっては新型コロナが武漢ローカル問題だった2~3月に買増しした某航空会社と某石油会社が恨めしい。ちなみにいずれも外国株だ。いずれも1年ほど時間分散した筈だったのに。

二番底は来るのか。こればかりは判らないけど、景気のモードは天気と同様に暗い。国内コロナ感染者が再び増加しているし、都内でも飲食店や商店がシャッターが閉まったまま閉店に追い込まれたケースもある。美々卯の関東地方での全店閉店とかJTBの冬期ボーナスゼロとかnegativeなニュースを探せばキリはないけど、
今回はもっと中小サービス業でdamageが大きいので、上場企業の業績にimpactが及ぶのは遅くなるのかも知れない。

それに、九州や岐阜県など線状降水帯による豪雨で川が氾濫して人的被害が続いているのも重苦しい。50年に一度の雨が国内のどこかしらで毎年のように降っていたら、コロナ後の急回復も望みにくい。なので3ケ月後の下落波こそなかったけど、まだ下値を試しに行く場面はあるんじゃないか。もうすぐ1Q決算の発表があるけど、企業だって僅か3ケ月で見通しは変えにくい。2Q決算の様子が判る10月末くらい迄は、市場平均の数値と個別株の実感が乖離する場面があるんじゃないか。

あと6/4の投稿で、配当支払抑制の動きについて触れた。年前半が終わった所で、今年は受取配当金が前年比でマイナスになりそうだと判ってきた。ここ10年ほど順調に伸びてきたのに、こんな所にもトレンドの変化が見てとれる。