H’s ある株ホルダーのFP日記

株ホルダーとして考えた事、FPとして伝えたい事を不定期に書いていくつもりです。

2022年の年間損益状況

コロナ禍が始まって3年。2022年分の年間の収益状況を振り返ってみよう。

【損益level】

総じて良好だった。2021年末のような月次グラフは敢えて作成していないが、1年前と比べて利益水準は上がっている。細かな問題点については次項で触れる。

【損益科目ごとセグメント情報】

セグメント情報は2021年と同じ括りで作成してみた。

あらかじめ1点お断りしておく。昨年ブログに掲載した2021年の数値(相対化しているので単位は非開示)が速報ベースであって最終値と齟齬があったため、2021年のグラフが1年前に公開したものと若干異なっている。

評価損益は2021年より若干利幅が少ないが良好。但し、この中を株価上昇と為替評価損益の2つに分解してみると後者に依存する割合がそこそこありそうだ。なので、もし円高に振れていたら大きくdownしていたと思われる。

実現損益は年央に某外国株で160万円程度の損を吐き出した。コロナ禍で大きくダメージを受けていた業界で、株主割当増資も行われていて、コロナ禍3年目にして損切りを決断したもの。その後年末にかけてほぼ同額の実現益を出してネットでゼロに近づけた。ホントはシッカリ益出しすべきなんだけど、売りは苦手でついつい放置してしまうのが良くない。

配当金の上積みは良好。尚、このグラフに表示しているのは手取り配当金に税還付金を合算した数値。

【評価損益の隠れ要素】

2022年は、上記グラフに表現できていない要素が例外的に2つあった。

1つには未計上のマイナス要因が潜んでいる事だ。ロシア株ファンドの含み損だ。ロシアのウクライナ侵攻で全く身動きが取れないようになっている。値付が2月段階でstopしているため、個人的には含み益のままで済んでいるが実態としては引当金を計上すべきところだろう。

もう1つが株式配当の扱いだ。外国株の株式配当は現金化して受け取るか、株として受け取るか選択できるケースがある。勿論、国によっては必ず強制売却されるケースもあるので注意。で、2022年にはちょっとまとまった金額を株式で受け取った。その場合の収益は配当金ではなく、買いコスト=ゼロで購入した事にしている。なので、その新株を同年に売却していれば実現損益に計上されるし、保有していれば評価損益になる。2022年の場合には株式配当が丸々評価損益に組み入れられている。

念のため補足すると、株式配当も配当所得として源泉徴収されているので確定申告では配当所得として取り扱う必要があり、自分の内部管理と税務上の管理にギャップが生じている。

【株式買付】

2022年はNISAで新規銘柄を2つ買い付けた。これまでは重厚長大の大型株が多かったが、やや路線を変えて国際優良系の値嵩株を買った。120万円のNISA枠で余った金額でいつもお世話になっているIT企業に打診買いを入れてみた。

外国株で新規買付けしたのは、米国の金融株と新興国のIT系に少額投資した。いずれも株価はボロボロになった。不幸中の幸いと言うべきか大きく円安に動いたので含み損はそれほど目立っていないがタイミングは間違っていた。

他には、円安水準に気を使いながら既に保有している外国株の安値を拾って買い足したくらいだ。