H’s ある株ホルダーのFP日記

株ホルダーとして考えた事、FPとして伝えたい事を不定期に書いていくつもりです。

インフラ投資ファンドを考える

世の中にはいつの間にか似たようなキャッチフレーズが出回っていて紛らわしい。つい2年くらい前まではESGが企業に求められていた。Environment:環境、Social:社会、Governance:統治機能だ。

それが今では、SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)がより注目を集めるようになってきて、コロナ禍で原油安に妙な説得力を与えている。まだ原発に拘っている国が何を言っているのか、と思うけど、確かに空き地(農地とか放牧地)に太陽光発電の施設が目に付く。地方に出掛けても湾岸部の車窓から風力発電の風車もよく目にする。

自分でそんな施設を持つ事は無いけど、インフラファンドの存在は偶に気にしている。先日、某セミナーに参加した折、ある人が「お日様は毎朝登ってくるので、景気に関係なくチャリンチャリンと売電収入が上がる」と自信顔で雑談しているのを聞いた。

以下はつい先日の日経新聞夕刊の一面トップ記事。

<11/27の日経新聞より>

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インフラ投資ファンド時価総額が1000億円規模に育ってきたと言う。勿論、利益の90%超を投資家に還元する商品性はREITと同じだろうし、企業価値がupしている訳ではない。あくまでもインフラ設備が増強されているだけと認識している。個々の設備リスクが低減されて、規模の利益が手堅くなってきているのだろう。

売電価格の保証期間や低下傾向、発電設備の耐久年数など諸々は把握していない。知らないのであまり偏ったコメントは書けない。いつだったか個人が書かれているHPでインフラファンドの銘柄比較記事を読んだけど、流動性出来高)くらいしか客観的に評価できる軸を持っていないので、先ずは現状認識をするまでだ。

ただ、コロナ禍の暴落において、不動産(REIT)ほどdamageが出なかったのは事実だ。僅か7銘柄くらいしか上場していないけど、偶にwatchしておきたい。