H’s ある株ホルダーのFP日記

株ホルダーとして考えた事、FPとして伝えたい事を不定期に書いていくつもりです。

社会保険料率はまた上がるのか

社会保険料は健康保険料と厚生年金料それぞれで標準報酬月額に応じて保険料率が決まっている。記事によると、コロナ禍で健保財政の収支が悪化して、収支均衡させるのに必要な保険料率が高まっているとか。

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正確な時期は覚えていないけど2000年代の初め頃に10年くらい掛けてジリジリと保険料率を引き上げていった筈。でも何年も持たないうちに、やっぱり再度引き上げざる得ないのか。

そんなまっとうな料率アップの議論が出てくるのかと思っていたら、つい先日の新聞で上限をアップするって記事が出ていた。こちらは9月から実行予定だとか。標準報酬月額の上限を62万円から65万円に上げる。

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それに伴い、保険料は会社負担も含めて5490円値上げされるとか。該当者は2017年の数字をベースにすると上限62万円だった人が290万人いるので、9月(算定の季節)以降は大半の人が65万円にすげ変えられるだろう。雇用サイドは人件費の負担が一段と増していく。労働者としては保険料upに合わせて老後の年金受給額も増えるんだからいいんじゃないの、と思う。これは妥当だろう。でも、これでコロナ禍による収支悪化が回避できる訳でもなく、近い将来にはまた料率アップが襲ってくるんじゃないか。

税金と社会保険は言葉のimageの違いがあって、どうしても前者にはnegativeなものが付きまとい、後者はまあまあと看過されがちだ。でも、手取り収入からも消費税でしっかりと10%納税している訳であり、税と社会保険でtotalでその負担がどの程度シビアになってきているのか時系列でチェックしたいと思った。そこがクリアになっていないと、冷静に物事を判断できないなぁ。どこか相応しいサイトがあるのか検索してみたい。